岩手視察 二日目 「オガール」(紫波町)
2月19日 午前
前日に引き続き、オガールを視察しました。
オガール内の紫波町役場は平成27年にPFIの手法を活用して建てられました。
総工費は33.8億円です。
延べ床面積は6,650㎡で、木造3階建て、国内最大級の木造庁舎です。
地域熱供給による冷暖房システムで、雨水利用や太陽光発電もやっています。
現在の法律では、木造住宅は3,000㎡を越えられないのですが、
紫波町では、3,000㎡以下の2つの棟を、鉄筋の棟でつなぐというやり方で、その問題をクリアーされていました。
オガールは他にも特質すべきものがいろいろあるのですが、僕が最も糸島市に活かしたいのはこの庁舎の木造建設と、断熱性能の向上を含めた様々なエコシステムです。
糸島市も、現在新庁舎の建設計画を策定中です。
これまでも木造化や、省エネ建築、ZEB(ゼロエネルギービルディング)、再生可能エネルギー導入、公用車を電気自動車にして災害時の蓄電池として使うことなど、
様々な提案をしてきました。
それらは、これまで頭の中で思い描いていたプランでしたが、今回視察をして、実際に現実として出来上がった建物を訪れ、
そこに集う人々を見たり、それを誇らしげに語る関係者の方の話を聞いて、その価値を実感しました。
糸島市の新庁舎が環境共生型の庁舎となるよう引き続き提案していきたいと思っています。
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