【議会報告】令和3年9月議会「決算審査」
本日、糸島市議会の9月議会が終了しました。
9月議会では、前年度の予算の使われ方をチェックする決算審査を行いました。
今回、令和2年度の一般会計決算に対して、賛成の立場で討論しましたので、その時に伝えた討論の内容をこちらに掲載いたします。
私は、毎回の議会で、重要な案件には、賛成する時も、反対する時も討論をし、なぜ賛成・反対するのかや、何を重視しているか、等を伝えるようにしています。
決算審査において重要なのは、昨年度の使い方がよかったかどうかよりも、それをもとに翌年度の予算や事務にどう反映するかだと思っていますので、その視点で討論しています。
長いですが、よろしければ一読いただけたら幸いです。
「議案第57号 令和2年度糸島市一般会計歳入歳出決算の認定について」
【賛成討論】
本議案について、9月6日の総務文教分科会と、9月14日の最終質疑において、様々な質疑をさせていただきました。その中で私が特に重要だと考えている点をお伝えします。
まず、本市の令和2年度の建設・業務・物品の契約における市内調達率についてお聞きしたところ、建設は487件中363件(74.5%)が市内調達、業務は156件中50件(32.1%)が市内調達、物品は218件中96件(44%)が市内調達で、業務・物品の市内調達率が低い理由は、市内業者で対応できるものは市内で調達しているが、市内業者で対応できないものが多かったため、とのことでした。今後も引き続き市内業者で対応できるものは市内で調達することを徹底していただきますようよろしくお願いします。
次に、UPZ圏内の住民への安定ヨウ素剤の事前配布について、配布当初は、事前配布を希望される方が希望する理由を記入する必要があり、特別な理由がないと受け取れないような印象を与えていたため、そこを改善していただくよう要望していました。令和2年度の配布にあたっては、希望する理由を記入する必要がなくなり、希望される方全員に配布している、とのことでしたので、今後も引き続き、事前配布を希望される方全員に配布していただきますようよろしくお願いします。
次に、運動公園整備事業に関して、令和2年に、整備・管理運営業者の選定が行われました。私は、選定業者が想定している利用者の見込み数が市の想定の半分で、それにより利用収入見込み額が市の想定の半分となり、その結果選定業者が提案した維持管理運営費が市が想定している金額よりも高くなっていることを理由にその議案に反対しました。今回の決算審査の際に、昨年議会で議論したことをその後選定業者に伝えられたかを確認したところ、しっかりと伝えているとのことで、利用者数や利用料に関しては運営が始まるまでに協議を重ねていく、とのことでした。ぜひその件は今後しっかりと協議していただくことを求めたいと思います。
次に、エネルギー構造高度化・転換理解促進事業補助金を活用した東風コミュニティセンターの太陽光発電設備等設置工事について、これまで予算や決算の審査の際に、太陽光発電設備の導入コストが年々下がっているにも関わらず高い時の設計のままになっていたため、設計をやり直し、適正な価格に見直すことを提案してきました。今回、東風コミュニティセンターへの設置にあたり、設計をやり直され、結果として工事費用が下がっていることが確認できました。国からの補助金の額に限度がある中、工事費用が下がれば設置できる施設を増やせると思いますので、今後も公共施設に太陽光発電設備を設置される際には、しっかりと金額を査定し設計していただきますようよろしくお願いします。
また、最終質疑においては、市税等の滞納者のうち、福祉的な支援につなげることができた人数を確認させていただきました。令和2年度に市税等の徴収を停止された人数は210名で、その内、徴収すると生活困窮になるおそれがあるという理由で徴収を停止された人数は49名でした。また生活困窮者自立相談支援の内、福祉支援課と収税課で連携して対応された件数は44件でした。
令和元年の連携の件数は34件でしたので、令和2年度は増えていることが確認できました。今後も引き続き、市税等の滞納者の方に対し、ただ徴収率を上げるだけでなく、その中に福祉支援を必要とされている方がいないかをしっかりと把握していただき、支援が必要な方は福祉支援課と連携の上、しっかりと支援につなげていただきますようよろしくお願いします。
なお、いじめ防止等対策事業、不登校対策検討事業、小学校施設改修事業、中学校施設改修事業に関しましては、今回付帯意見をつけていますので、ここでは改めて申しませんが、同じく付帯意見をつけている市独自のコロナ感染症に対する経済対策と合わせ、今年度の予算執行や来年度の予算編成において、留意していただくことを求めまして、私の賛成討論を終わります。
※以下、令和2年度一般会計歳入歳出決算に対する附帯決議です。
1,一般会計について
コロナ禍においても、財政調整基金の基金現在高は前年度より1.2億円増加し、58.1億円となっている。国、県からの支援策とは別に、市独自のコロナ感染症に対する経済対策などの施策を考え、実施していただきたい。
2,教育費(いじめ防止等対策事業、不登校対策検討事業)について
「いじめ防止等対策委員会」と「不登校対策検討委員会」に関して、令和2年度はコロナにより開催されていないが、いずれも子どもたちの未来に関わる重要な委員会であり、令和3年度を含め今後は、たとえコロナが収束していなかったとしても、対策を行った上で時期をずらすなどして、可能な限り対面での会議、もしくはリモート会議を開催していただき、十分な協議や検討がなされるようにしていただきたい。
3,教育費(小学校施設改修事業、中学校施設改修事業)について
「小学校施設改修事業」「中学校施設改修事業」に関して、翌年度に積み残している件数が減少していることは確認できたが、本事業は学校からのニーズも高く、施設の長寿命化にもつながるため、令和3年度の積み残しの状況やふるさと応援基金の残高等も考慮しながら、必要に応じて令和4年度の予算を増額することを検討していただきたい。
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