生物多様性に関するお話し会を開催しました。
本日(2/15)、前原の「みんなの」にて、
生物多様性に関するお話し会を開催しました。
まず、ボリビアの環境活動家ガディールより、世界全体で話し合われている生物多様性の現状について話してもらいました。
2010年に愛知で開催されたCOP10においてその先10年の目標が立てられましたが、全然目標が達成できてない状況です。
その要因のひとつに、市民がそれを知らないというのがあります。
どんなにいい目標を立てても、それを知らなければそれを実行することができません。
目標を達成するのは、政府だけではありません。
我々市民も重要なプレイヤーです。
ガディールは、国際的な合意を知ってそれを活用することの大切さを教えてくれました。
次に、東京で活動している坂田昌子さんに話していただきました。
坂田さんは、日本国内の生物多様性に関する取組みの実践例について話してくださいました。
琵琶湖の田んぼのゆりかごの話や、豊岡のコウノトリ米の話など、生物多様性地域戦略とも絡めながら話してくださり、より身近なテーマだったので、大変参考になりました。
糸島市も、一年後に、環境基本計画の中に盛り込む形で、生物多様性地域戦略を策定します。
これは4年前の一般質問で提案し、5年後につくるという約束をしていただいたのですが、残り1年にも関わらず現時点ではゼロベースで、当初求めたものより大分縮小した形になりそうなのですが、それでも出来上がったものを市民がしっかりとチェックし、それを活かしていくことが重要です。
参加者の方からは、
「活用していきたいからもっと知りたい」という声や、
「関心のない人に知ってもらうことや、知らないのに関わっている、という状態にすることが大事」という声や、
「生物多様性の文化のつながりについて知れたので、文化を大事にし、地元を大事にしていきたい」といった声を聞きました。
これからも、市民の人たちと一緒にできることをいろいろやっていきたいと思っています。
ご参加いただいた方、ありがとうございました。
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