【議会報告】令和3年12月議会<その4>沖縄本島南部土砂採取計画撤回に関する請願について

 今議会に、沖縄の方から「沖縄本島南部土砂採取計画撤回に関する請願」が出され、本日採決が行われました。

 結果は、賛成名6、反対13名で、否決されました。(議長は採決に参加しません。)

 賛成したのは、井上議員、伊藤議員、徳安議員、やなぎ議員、後藤議員、藤井の6名です。

 反対したのは、堀田議員、寺崎議員、笹栗議員、小島議員、三嶋議員、松月議員、波多江議員、並里議員、重富議員、平田議員、加茂議員、長田議員、川上議員の13名です。

 後藤議員と私が賛成討論を行い、反対討論をした議員はいませんでした。

 以下、私の賛成討論の内容です。


「請願第2号 沖縄本島南部土砂採取計画撤回に関する請願」

【賛成討論】

 本請願は、私が紹介議員になっていますが、請願者は沖縄在住の方であり、議員のみなさんお一人お一人に直接想いを伝えることができませんので、代わりに賛成討論をさせていただきます。

請願者の方は、40年間沖縄南部にて遺骨収集のボランティアをされてきた方です。ひとりでも多くの遺族の方に遺骨をお返ししたいという想いで収集されています。40年遺骨収集をされてきたからこそ、沖縄南部の土に特別の想いがあり、国の沖縄南部からの土砂採取計画を撤回させるために、全国の議会に請願や陳情を出されています。本年9月の時点で111の自治体で採択され、現在12月議会で審議している議会も数多くあります。

 

 先ほどの委員長報告の中に「遺骨が埋まっているのは沖縄に限らない」という反対意見がありましたが、沖縄南部は太平洋戦争時に、日本最大の地上戦が行われた場所です。また、沖縄は1972年に本土復帰するまでの戦後27年間、アメリカの統治下に置かれ日本本土との自由な往来ができなかったため、遺族による遺骨収集も進みませんでした。沖縄はそのような特別な地域であり、それによって今の日本の平和があるということを、私たちは忘れてはならないと思います。

また同じく委員長報告の中に「土砂採取時に見つかった遺骨をDNA鑑定し遺族に返す方法もある」との反対意見もありました。大型ブルドーザーで土砂を採取しダンプカーに積み込むような作業の中で遺骨を見つけ出しDNA鑑定をするということができるでしょうか。遺骨収集というのはただの発掘作業ではありません。遺族の方が少しでも亡くなった時の状況を知りたいと願っておられる中、発見した状況からどのような状況で亡くなられたのかを推し量ることができるかもしれませんし、遺骨と一緒に遺品が見つかることもあります。だから慎重に収集する必要があるのです。だから時間がかかるのです。そこには戦没者との対話があり、戦没者への祈りがあるのです。

 最後に、議員のみなさまへ、どうか沖縄戦で亡くなった多くの犠牲者の方たちや、今も収集を続ける遺族の方やボランティアの方に、想いをはせていただき、平和への祈りと戦没者への鎮魂の想いを込めて、本請願に賛成していただくことをお願いし、私の賛成討論とさせていただきます。

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